株式会社伊造 代表取締役服部容子です。
8月13日に完成した「知の森」。
連日の猛暑に、熱い気候が好みの植物も勢いが減退ぎみ。
完成を喜んだのもつかの間。
真っ先に、葉がしおれ、葉が落ちたのが「エバーフレッシュ」。
これまで水のやり過ぎで、根腐れで植物を弱らせることが多かったのですが、
今回は水不足だったようです。
1、2週間に1度の水やりの予定だったのですが、
「知の森」に来て、4日目でしおれてきました。
あわてて水をやったのですが、葉は茶色くなり、次々と葉が落ちていくのです。
床は、小さな葉を散りばめたようにくすんだ緑色に。
「エバーフレッシュ」は、歯が欠けたような隙間の空いた複葉に。
施工した西尾さんからの助言で、
霧状にして肥料を葉にかけたり、葉水をしたり、水をこまめにやったりしました。
さらに、土に肥料をやったりと・・・。
毎日、朝夕に「知の森」に出向き、世話をしました。
分かったことは、
この夏は、異常に暑いということです。
夜遅い時間、朝の早い時間、いつ行っても、ムンムンするサウナ状態です。
「知の森」の植物は、カフェの営業中は、冷房で暑さをしのげたのですが、
営業が終わり、冷房を切ると一気に気温が上がり、異様な蒸し風呂状態の中で過ごしていたのです。
それが、9月2日。
エバーフレッシュにボール状の黄色の花を見つけたのです。
枯れるかと心配したのに、花を付けるとは。
常緑性のネムノキです。
あのネムノキの薄紅色のふわふわの花とは違い、
エバーフレッシュの花は黄色でボール状です。
可憐の一言。直径3㎝程の大きな飴玉のようです。
なんだかご褒美をいただいたような気分です。
薄黄緑色の小さな葉も葉先を伸ばしています。
黄色の花は、しばらくで散り、床は黄色く染まっています。
次々と花を咲かせています。
居心地がいいと花を咲かせるそうです。
ようやく新しい環境に慣れてきたのでしょうか。肥料の効果が大きのでしょう。
ただ、3本のエバーフレッシュがあるのですが、あとの2本には花はありません。
日当たりを好むエバーフレッシュです。花が付いたのは窓に面した1本のみ。
この後、実を付け、緑色のさやが赤くなるようです。
そのため、和名が「アカサヤネムノキ」と言います。
「知の森」で多くの方に癒し、喜び、元気を、届けてくれることでしょう。