小矢部の里山で自然派カフェ経営、63歳からの挑戦‼

三井アウトレット北陸小矢部の近くの里山の日々をつづります。

「ギュッと石川ゆうどきLive」に明日、出演です ー令和元年10月29日15:52~ー

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取材後にレポーター川口沙織里さんと

 株式会社伊造の代表取締役服部容子です。

HAB北陸朝日放送から取材を受けたのが、

10月23日でした。

4名のスタッフの中に富山市在住の川口沙織里さんが。

目がキラキラとして愛くるしい表情で、親しみやすい方でした。

原稿を頭に入れてあるようで、

「聞く順番は・・・」と質問の内容を時々確認しながらの撮影。

取材の内容は、

カフェの建物は、以前何に使われていたのか、

メニューの中に発酵食を取り入れているのはなぜかなど

でした。

 

長屋門風の納屋が珍しいことに、今になり気づかされました。

私にとって、

農家の祖父母や両親が働く大切な場所という認識でした。

秋になると、夜遅くまで脱穀機が動いていました。

「先にご飯食べとられ。」

と母が夕飯を用意して、また納屋に戻っていました。

いつ寝たのかなと幼い私は思っていました。

納屋には、脱穀が終わった藁やそのカスが落ちていました。

納屋の2階に、その藁を放り上げてあるときもありました。

その藁で縄を綯う機械が動いていることもありました。

モーターの音や藁が吸い込まれる音が響き、藁のカスが舞う厳しい現場でした。

子どもごころに、仕事の厳しさを感じていました。

だから、遊び場にしたことはありませんでした。

当然冷暖房もなく、絶え間なく体を動かし働く家族の姿を目にする場でもありました。

そこから、仕事に真摯に向き合う姿勢を学んだのかもしれないと

今は思っています。

そんな納屋をカフェにしたこと。

カフェの前身を知りたいと思う方が多くいるようです。

コメを作らなくなってから15年くらいでしょうか。

それからは、畑で野菜を作ったり、

山の木々の手入れをしたりする道具や肥料等が置いてありました。

そんな軽作業からも次第に遠のいていった両親には、納屋は少しばかりの物置場となっていました。

それをカフェにしようと息子が提案。

これも地域資源を活かす一つだと。

カフェとしての魅力を生かすために、この地域に合ったものにしたいと日々取り組んでいます。

発酵食もその一つです。

幼い頃は、家で大きな樽に味噌を仕込んだり、

自家製の沢庵やかぶら寿司、甘酒等を祖母や母が用意してくれたりしました。

味噌、醤油、酢で味付けした発酵食が中心の食生活でした。

梅も木から叩き落とし、祖母と拾いました。そして、梅干しに。

「温故知新」をカフェのコンセプトにし、その姿の一つが発酵食です。

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airレジ

カフェにお客様をお迎えし、

地域の活性化につなげたいと小さな歩みを進めています。

 

人前で話すことが苦手な私にとって

取材は避けたいところですが、

新しい出会いや展開が始まることを楽しみにしています。