株式会社伊造 代表取締役の服部容子です。
カフェのオープン日が決まり、準備に力がはいっています。
各種教室やイベントの準備も進めています。
まずは、かぶら寿司作り教室です。続いて、しめ縄作り教室を
開催します。新年を迎え、カフェをオープンしてから、味噌作り教
室を。
かぶら寿司作り教室は、例年通り12月に開催します。
今年で3年目になります。
これまで荒漬け、本漬けと二日間の開催でしたが、
今回は、本漬けから行います。一日だけの開催で、たくさんの方に参加していただけるようにしました。
もちろん、一日目の荒漬けについては丁寧に説明しますので、
荒漬けもご家庭でできるようになります。
石黒種麹店の麹をたっぷり使った美味しく体が喜ぶかぶら寿司になります。
今年新たに「しめ縄作り教室」を、企画しました。
昨年、私は地区のしめ縄作りに参加しました。
やってみるのと、思っていたのとでは、大違いでした。
一度体験すると、やみつきになりそうです。
私は、幼い頃から見慣れた伝統的なしめ縄に、
古めかしさを感じ、
正直、テンションが上がらない状態で縄を綯(な)い始めました。
ところが、藁を相手に、次第に無言になり、
綯うことに集中してしまいました。
藁に向かい合うちに、稲作を連綿と生業としてきた先祖に想いを馳せていました。
私の幼い頃の記憶に、牛に鋤を挽かせて田を耕していた父の姿が残っています。田の泥に足を取られ、牛を動かすのに難儀をしている様子でした。横に母や祖父母も泥だらけになりながらの農作業でした。小学校に入学する前の4,5歳の頃かと。かすかな記憶ながらも、米作りの苦労や敬意、家族で協力して働く大切さを感じたように思います。
私が小学生のころには機械化が進み、耕運機が活躍していました。山あいの田のため、道が細く耕運機が通るには狭すぎました。千枚田のような田の隙間を縫うように耕運機を進ませるのですが、時には坂から転げ落ちることも。遠くから見ると山肌を耕運機が這っているかのようでした。
藁から稲作や農作業、田園風景などの思い出、自然への畏敬の念なども感じました。農業により地域の連帯感が生まれ、お祭り等の行事が執り行われています。文化や歴史を作ってきた稲、藁を使って新年を迎えるしめ縄を作ることの意味を考えました。
平成30年のお正月は、自分で作ったしめ縄を玄関に飾り、正月を迎えることのできる喜びを知りました。皆さんにもその良さを味わっていただきたく、しめ縄作り教室を企画することになったというわけです。
今回、新企画として味噌作りを行います。
それも石黒種麹店の石黒八郎店主をお迎えしての、味噌作りです。
私は、これまでとある教室で味噌作りをしてきましたが、
美味しい味噌に、感激してしまいました。
さらに、石黒店主による味噌つくりの指導、というかなんと表現したらいいのか石黒店主の熱の入ったおしゃべりが魅力なのです。
そこで、私が企画して、みなさんにその美味しさ、作る楽しさを知っていただきたく、石黒店主にお願いしました。
すると、うれしいことに快諾していただけました。
現在日程を調整中ですが、cafe Bush Warblerで指導をしていただけることになりました。
日程が決まり次第、お知らせします。