小矢部の里山で自然派カフェ経営、63歳からの挑戦‼

三井アウトレット北陸小矢部の近くの里山の日々をつづります。

レタスが、アルミ工場ですくすく成長 ―三協立山株式会社 アグリ・エンジニアリング部の植物工場—

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REDの明かりに照らされるレタス畑  野菜栽培研究棟内

カフェのメニューの食材を求めて、

三協立山株式会社を訪問した。

お目当ては、野菜である。

アルミの会社であるので、

本当に野菜があるのか半信半疑である。

 

案内され、広—い工場の中に入った。

さらに、建屋がいくつもあった。

それらの建屋の小窓からレタスが見えた。

まるで、鶏のゲージが並んでいるかのように見えた。

白い枠に囲まれた骨組みの中に

白いケースが隙間なく並べられている。

白いプラスチックのような板材に囲まれ、

その隙間から、レタスの僅かに見える。

まさに、レタス栽培工場である。

 

1日100kgの生産も可能であるという。

販売路もでき、

大変好評のようだ。

その理由として、

地物と比べて、えぐみが少なく、地物よりおいしい。

農薬を使っていないが、

虫や雑菌が付かず、衛生的である。

地物は外側の葉を捨てるが、

工場のレタスはまるごと食べられる。

値段は 少し高めだが、丸ごと使えるため

お得である。

さらに、特殊フイルムの袋で保存することにより、

長期間保存できる。

2週間から1ヵ月間は、みずみずしいレタスを味わえる。

栄養価も地物より高い。

毎日のように使いたいレタスが、

一年中、確保できるのは心強い。

 

それにしても、

なぜアルミ会社が野菜を作っているのだろう。

案内のアグリ・エンジニアリング部大川部長は、

丁寧に語ってくださった。

人口の減少のため、かつてのように建築資材は必要とされない。

そこで、「ものづくりのノウハウ」を生かして

農業に貢献したいという思いで

植物工場「ツインインリーフ・ファクトリー」を立ち上げた。

研究の成果が上がり、高い評価を得るようになった。

 

そこで、野菜を生産、販売するだけでなく

植物工場の器械や管理の仕方そのものを

売りに出す予定だという。

 

安心安全のレタスで、

身体の喜ぶ食事を提供したい。

 

参考資料 https://www.sumibe.co.jp/topics/2017/p-plus/1101_01/index.html
 

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三協立山(株)産のレタス