「あっ、出てる!」
思わず駆け寄った。
3日前に見回ったときは、確かになかったのに。
およそ20cmほども、地上に伸びているではないか。
タケノコは、育ち盛りの子どものようである。
今年初めてのタケノコは、
家の裏山の枝垂れ桜の下で見つける。
4月21日の午後。
早速、夕ご飯に生の穂先を酢の物でいただく。
歯ごたえが、しっかりある。
えぐみもあるが、春の味ってことかな。
翌朝は、茹でたタケノコをたっぷり入れた
タケノコ飯にする。
1年ぶりのタケノコで、
春の味覚を楽しんだ。
イノシシの被害が近辺でも増えている。
我が家の竹林には、幸いイノシシが入った形跡はない。
また、近所の方からは、
「毎日とは言わないが、2、3日ごとには見んなんちゃ。」と。
掘らなかったタケノコは、
伸びに伸び、道をふさいでしまうからである。
昨年は、伸びたタケノコを見るにみかねて
切ってもらった経緯がある。
今年は、せっかくのタケノコをいただき
味わいたいと考えている。
さらに今年は、イベント
「タケノコ掘りで春の味覚を味わう@林家」を
企画した。
イベントを申し込んでいただいた方を、
当日は、おいしいタケノコが出迎えてくれることを
願っている。