小矢部の里山で自然派カフェ経営、63歳からの挑戦‼

三井アウトレット北陸小矢部の近くの里山の日々をつづります。

地域の人材「しめ飾り作りの匠」が輝く —「しめ飾り教室」で今年の教室を終了― 

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株式会社伊造 代表取締役服部容子です。

12月27日 しめ縄飾り教室を開きました。

参加者3名 作品のみ希望1名

「先生の間近で教えてもらえるなんて、いいわぁ。」

「へぇっー。」

感嘆の声が漏れてきます。

オープン前のカフェの一部を会場にして、教室を開催。

 

初めに、私からしめ縄の作り方の手順をお話ししました。

モデルに作ったしめ縄を、解いて見せ、

しめ縄の仕組みを説明しました。

—一束の藁を時計回りに捩じりながら、

        2束の藁を反時計回りに綯う。

           3つ目の束も時計回りに捩じりながら、

               2束の藁に添うように綯う。—

言葉にすると、これだけなのです。

続いて、しめ縄作りの匠・林紀男(85歳)さんに

実演していただきました。

私自身、何回見ても、見とれてしまう程鮮やかな藁のさばき方です。

シャッシャッ、シャッキィ、シャッキィ 

まるで、音がするかのようです。

参加者の皆さんも、真剣な眼差しを匠の手元に注いでいます。

藁の動きが速い。なのに、網目が整っているのです。美しいのです。

 

いよいよ、参加者の皆さんにやっていただく番です。

匠の林さんに、教えていただきながら、

少しずつ縄を綯っていきました。

少し綯ったかと思うと、解き、また綯う。

時々、縄の長さを確認する。

そんな繰り返しを約2時間。

 その間、辺り一面静まり返ったかのような静寂さ。

気づいたら、藁の細かい屑が服のあちこちに付いています。

「いいんです。」

と服の汚れにも気に留めず、

誰もが無口になり、ただ藁をなっていました。

1m70cm程の長さに綯ったOさんの1本の縄は、

匠の林さんの手に係ると、三連の見事なしめ飾りになりました。

飾りも付け、初めてと思えない仕上がりに

表情がほころんでいます。

それを見ていると、しめ飾りの匠の林さんに依頼して

私自身がよかったなと思いました。

  

 飾りに赤や黄色の造花も用意していたのですが、

誰もが、裏白やホンダワラユズリハ等の伝統的なままがいいと、

造花を付けられませんでした。

 

神棚のしめ縄を作られた方は、

いとおしそうに持ち帰られました。

 

しめ飾りの匠の林紀男さんが、いらっしゃったからこそ

実現できたしめ飾り教室です。

「来年もやってください!」

と参加者の熱い再受講希望の声が。

林さんにその場で来年のお願いをしました。

「生きとっか、分からんわ。」

と笑いながら言われましたが、林さんの表情が輝いて見えました。

 

しめ飾りの匠の林さんは、地域の素晴らしい財産です。

地域のよさを発信する機会となりました。

 

春のタケノコ掘り、薪割体験に始まり、

今回のしめ飾り教室で今年の教室は締めることになりました。

参加していただいた方々に感謝です。

新年は、さらにこの里山のよさを活かした

イベントや教室を開催します。

 

カフェの工事の進捗状況。

12月29日、カフェで使う椅子が納入。

小矢部市内の(株)トライフルワースさんの商品です。

椅子を置くとカフェらしく見えて、気持ちが高まります。

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届いたばかりの椅子

チラシも届きました。

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カフェのオープンは、1月11日11時です。

 ・1月7日に、階段が付きます。それまでは、2階に行けないので

  す。あと、棚やエアコンの残りの設置です。