小矢部の里山で自然派カフェ経営、63歳からの挑戦‼

三井アウトレット北陸小矢部の近くの里山の日々をつづります。

谷合にたたずむ里山と田舎暮らしは、地域の財産と実感 ―丸谷芳正先生の講義から―

f:id:youko-h:20180110230220j:plain

「インテリアからのまちづくり」と題して 丸谷芳正先生

 「富山の資源は、自然と人が織りなす歴史」
 富山に住まわれて十数年の丸谷氏の実感である。

日本の暮らしやすまいを研究されてきた丸谷氏であるが、

富山に住んでみて富山のよさを知るとともに、

その土地その土地が築いてきた生活そのものが資源であり、

財産であると述べられた。

放送大学富山学習センター面接授業 H30.1.6~7—

 

丸谷先生は、明治時代の古民家(高岡市吉久地区)に住まわれたり、

椅子の製作に、富山県産の杉を使われたり、

その土地に育まれてきたものを活かそうとされている。

 

私の住む小矢部の山里にも、

長年培われたくらしがあり、

よさがある。

春には、フキノトウヨモギ、タケノコ、ワラビ…

自然からの贈り物がたっぷり。

きれいな水と空気に囲まれた水田からとれる

おいしいお米や野菜。

地域の人々が守ってきた山々。

 

先祖が大切に築いてきたものを土台にして

この地区を活かしたい。

f:id:youko-h:20180115103321j:plain

雪に包まれた安楽寺地区 H30.1.14


私自身が、これまで山里のよさを考えたことがなかった。

そこで、地域の方々に素晴らしい所であることを

認識してもらえるように

発信していきたい。

 

今している民泊についても、

「おばあちゃんのうちに来たみたい。」と

田舎に憧れて利用されている方も多い。

付近を散策されて過ごされる方もいる。

自然に包まれるひとときを楽しまれている。

 

郷土料理の「かぶら寿司つくり」教室も

自分で作ってみたいと

目を輝かせて挑戦される。

いずれも、私にとっては、意外であった、そんなに喜ばれるとは。

 

次は、今は使っていない建物を活用し、

ショップを開きたい。

この地区のおいしい米や野菜を活かした料理

木の小物作り、山菜取り体験、

源平倶利伽羅の合戦場巡り、…

 

 丸谷先生が言われる

「日本らしさや先祖の努力を土台に」

構想を練り、地域の活性化につなげていきたい。