新木場駅に下りた途端、辺り一帯が人で溢れかえっている。
初めて見る東京ビッグサイトの大きさにも驚いたが、
会場は人で埋め尽くされているではないか。
いざ、会場内に入ると、身動きがままならず、
満員電車に押し込まれたようである。ところどころに、
行列ができ、
「並んでいる人は、手をしっかり挙げて」
「行列が通ります」
係員が声を荒げ、整理に躍起になっている。
手に手に千円札を持ち、その手を高く上に上げている光景は、
異様でしかなかった。
行列の長さから、人気作家であることが自ずと知れる。
午前中であるにもかかわらず、
《売り切れ》と書いた紙きれが貼ってあるブースも。
「全ての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現の可能性を拡げる為の『場』」(カタログの「ごあいさつ」抜粋)という理念が
93回目の開催という歴史を作っている。
コミック誌だけでなく、写真集やアクセサリー類の小物、CDなど様々な表現の仕方で発信している。
私は、地元富山が掲載されている同人誌を3冊手に入れた。
「CONNECT for 2017.12聖地紹介誌」
「ゆるるぶVol.1」
「ゆるるぶVol.2」
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平成29年12月29.30.31日 於:東京ビッグサイト
出店サークル数:32,000
来場者数:550,000人 ≪富山県の人口の半分ではないか!≫
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自由な表現方法の場に、
海外からもたくさんの人が来て、楽しんでいる。
表現の自由度と完成度が高まり、
発信する側とその表現のよさを受け入れる側の
交流の場ともなっている。
今や日本文化の一端を担っていることを実感した。
このコミケ93を見て、
個人で表現・情報を様々な形で発信していることを知った。
その表現を思いきり楽しんでいる人の多さには驚いた。
この地、小矢部市でコスプレの認知度が上がってきている。
同人誌の発売もある。
魅力ある文化を発信すれば
人を引き付けられるのではないかと感じた。
年末12月31日の日帰りコミケ探索ツアーであった。